宇宙が広い件

spongey2006-12-19

ジョギングしていたら迷子になった。
わたし一人ならそのまま彷徨い続けるところだったけれど、今回は一緒にいた人が道沿いのアパートのパラボラアンテナを見て、「こっちが南だから、このまま行けば○○に出るな」と。おかげで無事に帰ることができたのでした。
この件で、わたしは大いに感心しましたよ。(といっても、わたしがただ無知なだけなんだけどさ。)


ジョグ仲間が説明してくれたんだけど、パラボラアンテナは向きが決まってるんだってさ。南向き(あれ、東だっけ?、もう忘れてしまった!)


それから、どうしてアンテナの方角が決まってるのかっていうと、「人工衛星は赤道の上を周っているから、ドウノコウノ…」というわけらしい(ごめんなさい、全然覚えてない。)それを知って(ってわかってないじゃん)わたしはまた驚いたね。赤道の上ってそんな場所なの?、って。それで心配になったのは、
「赤道の上にそんなにたくさん人工衛星があるんなら、ぶつかっちゃうんじゃない??」
それに対して失笑とともにこう返された。
「宇宙は広いんだから、ありえない」


、、、宇宙は広いだなんて。ぶつかるどころか、人工衛星ごときがすれ違うこともないほど、広いらしい。わたしはクラッとした。走って疲れたせいではない。、、、広いだなんて、、、。歩いても歩いても目的地に到着しなかった若狭の田んぼの風景、西新宿の高層ビル郡、チベット大自然ドキュメント的景色、、知ってる範囲から想像を広げてみようと頑張ったけど、わたしの通常の認識モードでは理解できない。そんな「宇宙は広い」を想像して、頭がクラッとしたのである。


それで思い出した。ああそうだったよ、いつのまにか、肝心なことを忘れていたよ。つまりその、、、宇宙との融合を。(ここで、2001年宇宙の旅の「ツァラトストラかく語りき」が頭のなかを流れる。)ああ、わたしはいつのまにか、自分の半径2mの世界にだけとどまってしまったけれど、世界はもっと広いんだったよ!


そういえば、柳家小ゑん師匠のはなしでは、織姫と彦星は星だから、人間の年齢に換算すると「0.3秒に一回会ってることになる」んだっけな。会いすぎじゃないか、、、宇宙には人間の計りとは違う世界が広がってるんだろう。


こうしてジョグ仲間をそっちのけにして、感動のうちに狭い家に帰ったのであった。(しかし、まだ「衛星はぶつからない」という実感がわくほどには「広さ」を想像できないのであった。赤道という言葉が一本道を連想させるせいだと思う。)  


写真は宇宙の愛の戦士。



・コメントに「つけたし」ました。ぶつかる危険があるそうです。