くじけ作戦にくじけました
わたしは一人でレストラン入れないし、喫茶店も入れません。お一人様行動大不得意。ファミレスくらいはいけるでしょう?って言われるけど、それも想像しただけで弱り果てます。
そんなわたしが一人でデモに参加するなんて、ほんっとにハードルが高くて、ちょっとでも向かい風にあたったら、ちょっとでもつまづいたら、途端にくじけそうなんです。だから今日も、しくしく、さっそくくじけて帰って来たんです。えーんわたしのバカバカ!ごめんなさい。
だってね。ぼくたちわたしたちの町をなにかから守ってくれてるらしいけいさつの人たちが、デモの人たちをぐるっと囲っていたんです。あの制服を着た集団が囲ってるって、二つの点ですごい作戦に思えます。
だいいちに、なかで迎え入れてくれるかってことからして不安なのに、それ以前にハードルができてそのなかを通って入っていくなんて、相当の勇気が必要だもの、、。わたしみたいな人は「ここを通っていかなきゃ、、」ってイメージするだけで怖気づいてしまいます。
今日もぐるっと囲っている端っこから、どうしよう、どうやって入ればいいんだろう、えーんあたしにはムリ!!ってドキドキ泣きそうになって様子を見ていました。ちょっと様子を見て方針を決めよう、って。そしたら2秒後にさっそくおまわりさんが近づいてきて「公道なんだから通るなら堂々と前を通っていいよ」って勇気づけて(?)くれました。
けど、その意味は「通るかどうするのか態度を決めろ、ここに止まってるな!」ということなのでした。
「あ、いえ、あの、、ちょっと見てたい」ってモジモジ答えたら「み・て・た・い??!!」って他のおまわりさんも二三人近づいてきて、、、あの制服で取り締まり的に近づかれるってさ、怖くない?わたしはもうドキドキしちゃってシドロモドロになりました。公海も通っちゃいけないように、公道も止まって見てちゃいけないみたい。
まあ、こんな感じの作戦で、意気地のないわたしのような人は入れなくなっていて、デモに参加できるのは勇気ある選ばれし人だけ、ってことにさせられちゃってるんだけど、この作戦のすごいところは、それだけじゃないと思いました。それで二つ目。
おまわりさんたちにぐるっと囲まれていると、デモの人たちが孤立して特殊化されて見えちゃうの。
数値にたとえてみると、デモ=10 非デモ=0とくっきり二分されてしまって、殆どの人がそうであろう、そのあいだの曖昧な√5や2.3や8 2/1、あるいは−20や2068は見えなくしてしまう。*1
ふらっと5分だけ参加とか、曲がり角まで参加とか、たまに合流とか、そういうのができない。そういう行動ができないだけじゃなくて、そういう心情の持ち方もできなくしてしまう、心のなかの10でも0でもないグレーゾーンの部分はただただ埋もれてしまう、そういう効果があると思うんです。
これはすごい作戦だな、と思いました。
そういうわけで、くじける材料がいっぱい巻散らかされてることがわかりましたので、くじけがちなわたしは行くならせめて誰かと一緒に行くようにします。
追記6/7:そうなんですよね。わたしは遅れて行っちゃったので、すでにああいう形ができあがっていました。KIM625さん。でも早く行ってもこないだのとき(…っていつだよ?)みたく、モジモジする時間が長いだけかもって思って。ムズカシイですね。いや、ほんとは難しくないんだろうけど。いつかのときのために靴2ペアとっとこう。
*1:今日の場合休日の麹町だったせいかそもそも人通りなかったけど