地球は埋め尽くされないの?
子どものころの心配事を思い出して、また心配になってるんですけど、
小学校の社会見学で自動車工場へ行ったときのことです。
何を見学したのか覚えてないんですけど、最後に工場の説明係りの人が「このように流れ作業をすることで、この工場では2秒に一台の割合で自動車が作られています」とおっしゃいました。2秒じゃなくて2分だったかもしれませんが。
それでわたしはビックリしたんです。「そんなに車を作っていたら、いくら広いといっても地球が車で埋め尽くされるんじゃないの?!」って。2秒に一台づつ車が地面を覆っていく様子を、頭のなかで想像してゾーッとしました。これじゃすぐに動物が住む場所がなくなっちゃうよね?だって、やがてはジャングルにも車を置くしかないもん、、、でも増えるだけじゃなくて、きっと、そのなかには壊れたりする車もあるだろうから、なくなる分もあるよね、、でも2秒に一台なくなってるかな、、、、部品だけでも場所を取るし、、、。
動物はどうするんだろう!
わたしが小学校のころは、「環境保護」とかそういう話は今ほどされていなかったので(わたしが覚えてないだけかもしれませんが)、「自然」「環境」というボキャブラリーもあんまりなくて(わたしにはなくて)、とにかくわたしは「地球」を「人の住む場所」と「動物が住むところ」くらいにしか考えられなかったんですが、「人の住む場所」が車で埋まるのは自業自得とはいえ、2秒に1台だったら動物の住む場所も車で埋まっちゃうと、胸がドキドキするほど心配になったんです。
でも、周りをチラッとみると、みんな黙って聞いてて心配そうじゃないし、、なんといっても説明する人が(当たり前かもしれませんが「問題」として話してるのではなく)誇らしげに話していたので、わたしはこの心配を誰にも言えずに、うやむやにしてしまいました。
でも本当は、それからしばらく心配でならなかったのです。
誰かに相談すればよかったよ。、、もしかして相談したかな、、、でも、心配したのは覚えてるけど、安心した覚えがないから、一人でウジウジ考えてたんだと思う。
、、これ、思い出すといまでも不安になるんです。
かれこれ20年以上経つけど、まだ覆い尽くされてないからには、地球は相当広いんですねー。もしかしたら自動車は自然消滅するのかし???、、なんて、無知なまま考えつつも、
大人になったいまは、大量生産されるのは自動車だけじゃない、つまり、(地球を埋め尽くすべく)他にもいろいろ生産されてると知っているので、不安は高まるばかりです。
地球は埋め尽くされないの?