同性愛っておかしいよ!だってさ、いまだに!

ごめん、この土地の数少ない友だちが誘ってくれたから、うれし泣きしながら飲んできちゃった。
でも気になるから、「同性愛を非難するコメント」に反論しますね。


わたしは、あの先日のコメント(全文はこの注に*1)、本当にすばらしいと思うんです。だって、ダメなところが上手にダメな感じで凝縮されてるんだもん。だから、わたしも上手に反論したい!絶好のチャンスだがや!!


、、それだのに、わたしときたら。どう反論するものかちょっと忘れちゃったの。ごめんね。
なので、わたしじゃ頼りないから、すごくやりにくいかもしれないけど、一文一文にコメントできるようにしてみるので、思うことあらばどうか上手なコメントをつけて下さい。設定の仕方とかわかんないから見難くてごめんなさい。


じゃ、はじめましょうか。一文ずつ取り上げます。


異性愛が自然な形なんです

1.何を根拠に異性愛が「自然」だと?
 何を根拠に同性愛が「自然じゃない」と? 
 証拠を求めてるんではなく、その判断はもしや文化に関係してんじゃないの?と疑っているからです。
 「『異性愛』が自然なあり方と認識されるべく作られてきた』、と考えたことはないのかし。


2.なにをもってして「異性愛」と定義する?後の文を読むに、生殖とつなげて考えているようですが、生殖につながらないのは「自然」じゃないし「異性愛」じゃないの?  っつか、「異性愛」はすべて同じなの? 


3.仮に何かが自然な形だとして、だから何?
  だってさ、何かが自然だからって何かを強制したり矯正させたり強要する根拠にはならないでしょう。


性同一性障害以外のゲイレズが現代に増えたのは、恋愛が奔放だからです

恋愛が奔放!
あはは。そうだったらいいよねー!


えっとね、「ゲイ・レズが現代に増えた」のは、「ゲイ」「レズ」という名前がついて(良くも悪くも)存在を認識されるようになった、ということではなかったかね?しかも、「ある種の異性愛のあり方」を「正当なもの」として顕在化させるために。



・遺伝子的にゲイレズになるなんて欠格遺伝子はありません。
あら、いつの間に「ない」って判明しました?寡聞にして知りませんでした。世界の研究者やアクティビストはご存知かしら。電話して教えてあげた方がいいのでは?


それはさておき、
遺伝子に組み込まれているか否かは、同性愛弾圧派も肯定派にも注目されることではありますよね。

遺伝子が見つかれば「治療」できるかもしれない、とか
遺伝子があるなら、それは「生まれつき」であり「正当な」存在という主張ができる、とかとか。使い道たくさんだもんね。逆にいうと、使い道ゆえに探されてるのかもしれないかもしれない。


ところで、この一文、仮にも、ゲイレズになるのは「欠陥」遺伝子という前提なんですねー。


・快楽や異性に対する嫌悪感から逃げてるだけで、将来の家庭や子供などへのただの心理的な責任逃れの自己中。

1.快楽に「向う」のも「逃げる」のも、どっちもOKでしょう。ダメなの? 


 それから、「同性愛」と「異性に対する嫌悪感」は同じではありません。


 また、仮に「異性に対する嫌悪感」があるとして、そのために家庭を持ちたくないとして、だからなんですか?家庭は強制されるものではないでしょう。


2.ゲイやレズ(やその他いろんな人)から「将来の家庭や子ども」を奪っているのは、現行の婚姻制度です


3.異性愛者も責任逃れの自己中になれます。



・ゲイレズに限って異性と苦もなく寝れることができます。

1.仮にそうだとして、だから何です?仮に、寝ることができたとして、寝なきゃいけないんでしょうか。
あと、なんであなたが知ってるんですか。ゲイなの?(揚げ足をとるようですが、「ゲイレズに限って」ってさ、限っていいの?異性愛者は異性と寝るのが苦なの?)


2・マジでさー、「寝る」ってどの行為を指して言ってるの?


次からもたくさん出てくるけどさ、「異性愛=自然」「寝る/生殖」「子どもと家族と本能と経済」がマジカルに一緒くたになってるところが、ポイントなんですよね!こういうのを一緒くたにできるイデオロギーをなんていうんだっけ、、大事なポイントだけど、、名前忘れたわい、、。ま、それですから。(それをいちいち自然とか遺伝子とか「だから何?」なことを持ち出してふんぞり返っているようですが、ただ単に、わたしが名前忘れたそのイデオロギーのトリコじかけの明け暮れだと思います。)



性同一性障害とは違う。
son-of-laurenさんのコメントを借用させていただきます
性同一性障害がどうして異性の性自認を望むのか、それは異性愛主義と結託した性差別と関係があるわけで、そこを分けて考えるのもおかしいし、経済的な心配?そんなに潜在的な同性愛者の数って多く見積もられてるんですか?」


・将来子供が少なくなったら、経済界に多大な損害が出るんです。

・アダムとイブは男と女でしょ。

1.だから何?

2.「男」と「女」という区別も文化的ではなかったかのう?わたしたちが現在思い浮かべる「男女」と同じようなものとして、アダムとイブは「男」と「女」だったかなぁ。っつか、わたしたちはアダムとイブと同じレベルで男女なの?すごいなそりゃ。


・猿も男と女が子孫を残そうとするのは、本能的なもの。

猿に対して男とか女とか、違和感なく使えるなんて羨ましいかも。わたしはオス・メスって使っちゃうなぁ。だってさ、男女っていうのは文化的な文脈で言いたいからじゃない?動物と違う、わたしたちはオスメスじゃないぞ、男女だぞっていうわけで。ま、それはさておき

1.だから何?
  カタツムリがどうだからって、ミジンコがメスだけで生殖できるからって、だから何? わたしたちもサルみたいに、ヒョウみたいに、カエルみたいにすべきなの?なんでやねん。
  
  ま、動物の生態や行為を通じて正当化をしたいんであれば、
われらには密林の王者にして平和の象徴ボノボがいるんでね!勝ちだね!
 

認められないのは正しいことで、認めてしまえば未来の世界がどうなるか、考えてみましょう。考えてみましたが、とってもすてきな世界に見えました。




つけたし、
(ごめんなさい、いろいろ忘れちゃったし上手く文章にできないんだけど、思いつきで殴り書きです)
わたしたち動物ではなくて、もうすでに「人間」なんだよ。人間って自然界と自分を隔することで人間でしょう。 で、わたしたちを「自然」と隔てるのが、文化、、言葉や識別や認識力じゃん?


だから、わたしたちにはもはや「自然のままの無垢な自然」なんてないでしょ。わたしたちが見ちゃった瞬間に、想像しちゃった瞬間に、「解釈」や「判断」という文化行為に組み込まれちゃうんだから。動物の生態や自然を「客観的に」観察するなんて無理なんよ、どうしても現状の社会と比較してしまうし、社会で使われているボキャブラリーを使うし、その価値体系で育った視点で見ちゃうんだもん。自分が生きてる社会の言語体系・価値体系から離れては理解できないんだからさ。そんでさ、いまの体系ってまだまだ異性愛中心体系なんだよね。異性愛を規準に見ちゃう社会だもん。だから、同性愛は「ない」のではなく「規準ハズレ」として認識される、という。


とはいえ、規準ハズレ」がスタートでも力をもつことができるし、こんな風に規準・規準外ときれいに分けられるわけじゃなくて、現在使われている言語体系価値体系にあてはまらないものもあるわけで、そういうのは、暫定的にボキャブラリーに押し込まれるか、認識からこぼれ落ちていくかではないんかな。

そんで無理やりあてはめることで過剰に意味をつけちゃったり、別のナニカは見落としてしまうと。


っつうわけで、
ボキャブラリーに当てはまらない」イコール「存在しない」、ではない、ってところがポイントですよね。こういう現行の言語体系価値体系で掬い取れないsomething、過剰なsomethingにもわれらの未来が掛かってると思う。だって、収まりきらないってことは揺るがす可能性を持ってるってことでしょう。、、怖いよね、まだ言語化できないsomething。けど、がんばれ、まだ掬い取れないsomething!

*1:異性愛が自然な形なんです。性同一性障害以外のゲイレズが現代に増えたのは、恋愛が奔放だからです。遺伝子的にゲイレズになるなんて欠格遺伝子はありません。快楽や異性に対する嫌悪感から逃げてるだけで、将来の家庭や子供などへのただの心理的な責任逃れの自己中。ゲイレズに限って異性と苦もなく寝れることができます。性同一性障害とは違う。将来子供が少なくなったら、経済界に多大な損害が出るんです。アダムとイブは男と女でしょ。猿も男と女が子孫を残そうとするのは、本能的なもの。認められないのは正しいことで、認めてしまえば未来の世界がどうなるか、考えてみましょう。