不振のとき

いま有吉佐和子の「不信のとき」を読んでるんですけど、これはなかなか、、、スラスラ読めて面白いんだけど、「子どもを産む/産ませる」が話の軸なんですよ。主人公の男は40才で、妻は38歳、子どもができないまま、男はたびたび浮気をしている。この男が、30歳過ぎのホステスの女と浮気をするんですが、彼女はこの男の子どもを作るという目的を持って交際しています。あなたの子どもが産みたい、けど、子供も自分もほかっといて構わない、という方針なのです。で、付き合ううちにどんどん深みにはまって(男も女も、)で、いま妻も子どもを産む方向で頑張ってるところです。
こんなにも「産むか産めるか産めないか」ばかりが話題だと、読みながらずっと「はぁーぁー、アタシどうすんのー」となってしまうわけですよ。やだー。
(とはいえ、これだけが話題ではなくて、こういう女が気が利いてるとか洗練されてるっていう、時代遅れの古い認識でたまにイラッとするけど、でもなるほどねー気をつけようと思いました。、、何を目指してるんだわたし。)

読むもの見るものに影響されるから、こういう本には気をつけなきゃいかんな、、、高校のとき「エルトポ」を見て3晩うなされたし。
「複合汚染」も読んでる途中ですが、引越し前だったので図書館に返さなきゃならなくて、、こっちは、わたしこうやって怒ってる人が好きなのでとっても面白いです。
  ちなみに、学生のとき「恍惚の人」を読んだって話をしたら、友だちが「わたしも大学のとき読んだ、教室の机に誰か忘れていったのをこっそりもらっちゃった」と。おばも学生のとき読んだって言ってたなぁ。これだけのサンプルで一般化するのもなんだけど、学生が読みたくなる本なのかしら。まいっか。


ところで、わたし来月また引越しするかも…。桃尻ダンボール無駄使い月間だわ。
ここもいいんですけど、いろいろ事情があって、、いやはや、、、。この次に引越すときはお金持ちに見初められて豪邸に引越せますように!(そんなこと言ってないでさっさと仕事探しなさいと親に叱られる。あー、もう超ヤダー。、、超やだー!!)
前のところを引越すとき、わたしの好きなパン屋のおばちゃん(「好きな」はパン屋ではなくおばちゃんにかかってます)に「わたし引越します」ってお別れの挨拶しようか迷ったけど、恥ずかしくて言えずじまいでした。だって「袋は結構です」「そうですか、ありがとうございます」しか口を利いたことなかったんだもん。


そういうわけですので、よろしくお願いいたします(なにを?)