『カポーティ』

○先日ジョン・ウォーターズテネシー・ウィリアムズへの溢れる想いを話してたのを聞いた(気がする)んだけど、次はテネシー・ウイリアムズの映画が作られるのかしら、、、ひよツとしたら、ジョン・ウォーターズが監督で、、?! 


○このあいだ急に映画館で映画が見たくなり、間に合いました『カポーティ』。カポーティの何が描かれているのか全然知らないまま見に行ったんで、「カポーティはさておき、ハーパー・リーってどんな人だっぺな?」程度の気持ちで行ったのですが、


カポーティ、すっごく似てる!!!、、本物のカポーティを見たことないんだけど、ああ、きっとこんな感じだたんだろうなって思えるほど、容姿も素振りもカポーティ。それでわたし楽しくなっちゃって、すぐに夢中になりました。


演技とモノマネとは、どこが違うのかわからないけど、違うと思う。この俳優は、容姿と身振りがそっくり!なだけではない。見ているうちに、どんどん惹きこまれていく演技なんです。


映画は、カポーティの生涯ぜんぶではなく、『冷血』(カンザスで起きた一家四人殺人事件に取材した小説)のころ、事件を調査して執筆するカポーティを描いています、、、自分に溺れそうなほど自分第一のまま事件を取材しているカポーティを。本当のカポーティがどうだったかはさておき、犯人たちが死刑に処せられるときさえも自分のことにしちゃう。、、自分/自分の作品を作るときの作家の傲慢さというか、狡猾さというか、そういうところまで描かれた賢い映画でした。(ちょっとお知らせ、、殺人と死刑の場面があります)



カポーティといえば、高校のときに何冊か読みましたが、、、覚えているのは、カポーティのインタビュー集みたいなやつ。
すげー言いたい放題だなんですよ。
特に、『ティファニーで朝食を』の映画をオードリー・ヘップバーンがやるのが気に入らなくて、ブーブー文句言ってたのが面白かったですね。(気が合うわ!、、というわけなので、映画も見てないし、実は原作も読んでません。ジョディ・フォスターにやってほしいんだって。)


○あと、メリル・ストリープのことを「ニワトリみたい」って言ってた。おかげで、今日に至るまでこの人を見ると「ニワトリ」と思ってしまいます。嫌いではないのに。


○『冷血』もこのころ読みました。印象に残っているのは、カポーティが二人の容疑者を訪ねにいくところ。荒野にポツンと建つ灰色の刑務所に、黙々と、淡々と、向うところです。でも、、、本当はこんな描写なかったかもしれない。


○そんなわけなので、この映画でちょこっと気になったのは、、、最後のテロップで、カポーティは容疑者の死を悼んで、これ以降の作品を完成させることができなかった、、と思わせるような一文が出るのですが、なんか分かりやす過ぎるっていうか、、なんつーか、、わたしのカポーティのイメージは、違ったので、、、へーえ!と思いました。


○あと、もう少しハーパー・リーのことを描いて欲しかった。キャサリン・キーナーだし。(にしても、『アラバマ物語』って邦題はどうなの?ちょっとセンスが、、どう?)


○でも、映画を喜んで観てたのはわたしだけだったかも。
わたしの近くのお客さん(わたしの前と後ろ、左の横の方)少なくても3人は、開始10分くらいから、大イビキをかき始めました。終わりまでですよ!爆発も銃撃戦もないこの静かな映画を、イビキに包まれて見るのはすっごくつらかったです。イビキを察知して電流が流れたり、上から水滴が落ちたりする設備でもできないかしらと思いました。、、、、そんなに眠くなる映画だったかな。この日だけみんな疲れ果ててたのかな。