アイヌ料理
わたしたちに「ここは単一民族国家」と錯覚させよう、錯覚させようという政策をとっている国なので、「他の民族」の消去のうえにそんな単一民族イメージができあがっていることも忘れ、自分が「民族」だということも意識されないまま、
「商品」との結びつきだけによる「民族」の認識が流通している気がする。
(別バージョン:「犯罪」という言葉との結びつきによる「外国人」のイメージ形成。)
恐ろしいことに、商品を媒体にすることによってのみ、その存在を認識される場合がどんどんどんどん増えていっているようだ。
商品を通じてのみ、認識を広げることも。
観光、民芸品、料理。
これって、良し悪しの問題ではなく、生死に関する手段の問題だと思う。同化政策と差別のなかで。
先住民の歴史と権利がもっともっと話されるべきだと思う。
わたしは知りたい、どうしてわたしはこんなに知らないでいたのか。
どういうわけで何事もなかったかのようになっているのか。
大学生のころ、アイヌ料理「レラ・チセ」へお昼を食べに行ったことを懐かしく思い出している。