チベット

ビョークとか言ってる場合じゃなかった。いまダッシュでいろんな記事を読んだところです。わたしが感傷的になっても全く意味ないけどどうしても涙が出てきちゃう、、。とりあえずインディペンデント紙から「冷静」風な意見を↓に、勝手に訳しました。

http://www.independent.co.uk/news/world/asia/four-die-and-dozens-more-injured-as-tibet-protests-descend-into-violence-796272.html
Dr Dibyesh Anand: Resentment towards Chinese migrants has boiled over

これらのデモには新しい局面がある。中国人移住者に対するチベット族の怒りだ。これによりチベット族以外人々の移住を促進する中国の政策が試されるだろう。また、中国の他の地域では、チベット族に対する報復を誘発するかもしれない。

20世紀を通じて、チベット族は中国ナショナリズムの中核とされてきた。だから、もし仮に中国共産党支配が終わるとしても、独立にはつながらないだろう。何年も前からダライラマは独立の要望を諦めている。中国は、ダライラマを責めるのではなく、彼が最も強力な協力者であると理解するべきだ。ダライラマは、多くのチベット人に自分たちの運命は中国にかかっていると納得させる力を持っている。

There is a new dimension to these protests: open resentment of ethnic Tibetans against Chinese migrants. This will test the policy of encouraging non-Tibetan migration. It could also create greater problems in the future where retaliation against ethnic Tibetans might surface in the rest of China.

Tibetans have been a core part of Chinese nationalism throughout the 20th century. So even the hypothetical end of Communist Party dominance will not lead to independence. The Dalai Lama gave up this demand many years ago. China, rather than blaming him, should understand that he is its greatest ally. He has the ability to assure most Tibetans that their fate lies with China.

The writer is the author of Geopolitical Exotica: Tibet in Western Imagination


写真 http://flickr.com/photos/24669434@N02/

映像 http://media.phayul.com/?av_id=89&av_links_id=195  

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わたしのことですが、
 2年前にラサに旅行したときは、他の行き方がわからなかったので、漢民族系会社のツアー(でも、お客はわたしたちだけ)で行きました。泊まるホテルも連れて行かれるレストランもお土産屋もすべて漢民族経営で、中国視線のツアーでした。わたしたちが使うお金は僅かでしたが、でも、そういうところに流れて行ったし、独占的な流れを強化してしまったと思いました。現地の人たちを圧迫する中国貨幣とグローバル資本主義支配をベッタリ身にまとって入ったわけです。
 わたしが泊まったのは小さなホテルだったのですが、豪華なホテルの前にはいつも人が集まっていて、旅行客を乗せた車が着くと、わーっと囲んで、競うように荷物を運んでいました。ホテルの従業員ではなく、なんらかの収入を求めている人たちです。
 川のそばには、野宿生活をしているグループがいました。
 空港近くで軍隊が訓練していました。
 短い期間だったので、右も左もわからず、わたしたちはガイドさんに連れられるがままでした(ホテル周辺で水を買ったりネットカフェに寄ったりしましたが。)一度だけ、ガイドにお茶を飲みたいとお願いして、連れてもらったお店が(幸運にも)閉まっていたので、「きたないけど…」と渋々連れてってくれて、やっと地元の喫茶店に行くことができました。このお店がすっごく良かった。高山病のせいか、それまであまり食事が喉に通らなかったのですが、ここでは、とっても美味しいお茶をポット3本も飲み、そこでは食事もできました。お店の人がラジカセで流してたチベット語の曲は「サヨナラ〜」と日本語が入っていました。このとき、お茶しに来ていたおねえちゃん3人組(仕事が休みだからお参りに来たとのこと)が、自家製のお酒と干し肉をくださって(お酒と干し肉を持ってお寺周りしてるところもカッコいい!)これも効いたので、高山病からかなり回復しました。これにて(他にもいろいろと合わせて)、わたしの地元系のお店及び地元の人への好感は2億パーセントです。
抗議を支持しているし、心配しています。
(2年前→http://d.hatena.ne.jp/spongey/20060518 ・http://d.hatena.ne.jp/spongey/20060519