白人は応援が必要なのかし

忘れてたけど、だいぶ前に『ドラゴン・キングダム』と『ウォンテッド』も見たんです。どっちも似てるのよ、冴えない白人男子が成長する話なんだもん。『ドランゴン・キングダム』は白人の少年のことをアジア人が手助けする(そして最終的には白人少年が一人前になり助けてくれる)話。『ウォンテッド』は白人男子を白人女と黒人男子が手助けする(そして最終的に白人男子が真実をつかむ)話。『ウォンテッド』にいたっては、ご丁寧にヒーローの血筋であらかじめ能力が備わっているという設定で、あるべきように開花したってわけなのよ。かっこいいシーンとかあっておしゃれなのかもしれないけど、基本的にアンジェリーナ・ジョリーモーガン・フリーマンは脇でブラブラして白人男子のお世話をしてるだけ。わたしアンジェリナジョリーやモーガンにあんまり興味ないんで、ふーんってところでしたね。
しかし、あれかね、いまさらアジア人、女、黒人、みんなで白人男子を応援する映画作ってっからしに、何かしら。白人男子の成長にみんなの助けがあるってのは別にいいけどさ、アジア人や女の方には自分たちの成長とかってないんだよね、人としての「成長」とか関係ない、ただいるだけでエキゾチックネイティブだもんね。

ちなみに、どう考えても『ウォンテッド』の方がおしゃれですが、わたしはダサい『ドラゴン・キングダム』の方が楽しめました。っつか意外と楽しかった。ジャッキーが良かった。(あ、書き忘れてた、わたしジェトリ好きなんですぅ。ジェトリも良かった。)