不惑を迎えて

男女で語るなんてつまらないことがなくなるように、と思いつつ、だからってもうその概念の世界に生まれついているから、まるでないかのように話すのは難しい。

それで、何を惑わなくなったかっていうと、わたしやっぱり女の人が好きなんだということに迷いがなくなりました。前まで迷っていたかというと、うむ、迷ってたというか、まず普段の生活では圧倒的に異性愛者として扱われるし、異性愛者としての機会の方が断然多いし、うっかり気づくとそういう関係になっていたりするわけだ。男性と。若い頃は好きな人というと特定の男子ばかりで特定の女子だったことないし。だけど男性相手だといつも心にストップが掛かってたんだよね。いやいや、あなたが思っているほどの関係じゃないし、とか、付き合ってるわけじゃないから、とか。つい最近も「ほんと好きになりそう、でも、ならない、溺れて離婚してって言ってその後自分が受け止められるとも思えないし。たまにふざける程度がちょうどいい、そんな好きなんだわ。」という出来事(?)があったのですよ。いっぽうで、相手が女性だったときのことを思い出すと、そういうストッパー一切ナシなのよね。もう全力全身でのしかかるってくらいおもいっきり好き。そういう自分の心の流れを潔く受け入れていれば、もうこりゃレズビアンでしょう自分。なのですけどね。めったに女性とどうこうなんてないし、別の機会の方が多いからさ。そうやって自分で認められないままこの年までやってきてしまって、自分のセクシュアリティもあまく見ていたわけで、今年はそれでおよその人にも迷惑かけちゃったよ。
きちんと反省し、もう迷わずにストレートに行こうって思ったのです。ストレートに同性目指して行こうと。、、、もう不惑だしね。不惑にして自分にカムアウトします。

でも周りはとっくにそう思ってて、親にも友だちにも早くカムアウトしろーって思われてるんだよね。よくある話だけど。