女の候補者

わたしも多くの人と同じく、自民党が女の候補者ばかり立てたことに、ものすごく違和感を覚えている。（違和感というか、、考えてみれば不思議でもなんでもない、あの方々なら十分やりうるよな、と思うことなのであるけれど。）

今回の女の候補者について「女のイメージを利用している」というような批判があるようだが、

わたしは、何より、この候補の立て方は、男中心社会の証明だという気がしている。

　（「女のイメージ」がどんなものだか知らないけれど、女の利用価値は「イメージ」ではなく、まず「一人前の男ではない」ところにあるんじゃないかと。だからこそ、イメージという、交換可能な彩りに見える、、のではないか。）

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日本は残念ながら女の地位が低いので、
「男も女も実力があれば同じ」という考えは、（今のところ）理想主義的でしかないと思う。

このことに関して詳細は省くけれど、
とりあえずわたしは
・社会的制度的不平等（賃金格差や雇用機会など）を考えれば「男と女は同じ」は決してありえない。
・「実力」として扱われるものの内容がすでに男的。
と考えているので。

そんなわけで、今回、女ばかりが選ばれたのはワケがあると思うのだけれど、わたしは
これまた女の地位が低いことと関係していると思う。
すなはち、

政治は男の世界（ホモ・ソーシャルな社会）だということが、逆説的にも今回の女候補につながったと。

いくら造反した相手とはいえ、面と向かって対立することは避けたい、
月並みな言い方だけれど、そのための捨て駒が女の候補者なんじゃないか。
ポケモンみたいなもんで。
だからこそ「イメージ」が重視されたりもするんじゃないか。
ポケモンへの投票ではなく、その持ち主（党）に投票することを前提としている候補者選び。

で、対立、決裂に関しては、ポケモンに闘わせることで、
どちらが落選したとしても、一人前の男同士で、個人的に、直接対立をしているわけでないのだから仲直りが可能だし、何より、どちらの体面も直接的には傷つけていない。
まあ、仲直りするかどうかはさておき、ポケモンが出ているだけなので、
「対立のあげく落選」という致命傷を受けずにすむ。
、、　　と、それゆえの女の候補者なのではないかとわたしには思えるのです。

女の議員が、こんな形で、しかもあの党から増えるとしたら、、
なんというか、、、空しい話ではあるけれど、
女の天皇を復活させるのと同じで、ないよりはマシ、、なのかな。

まあ、どっちにしろ、この党が枝葉的にどのような方針を出したところで
一切支持していないので、わたしの投票には関係ないけれど。

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いつも気になるのですが、
不法就労させられていた人たちはどうなるのですが？
彼女たちを支援する制度はあるのでしょうか？　

外国人女性を不法就労容疑、風俗店長逮捕　秋田
2005年08月23日14時13分

　インドネシア国籍の女性をホステスとして不法就労させたとして、秋田県警は２３日、同県八郎潟町、外国人招請会社社長鎌田由生男容疑者（５５）と風俗店の店長ら計３人を出入国管理法違反（不法就労助長）の疑いで逮捕した。女性１８人が入国直後に旅券を取り上げられ、店外デートを強要されていたとみられ、県警は人身取引の疑いもあるとみている。

　調べでは、鎌田容疑者らは８月２２日午後８時ごろ、ダンサーの資格で在留するインドネシア国籍の女性６人を、秋田市内のキャバレーなど３店舗でホステスとして不法に働かせた疑い。
http://www.asahi.com/national/update/0823/TKY200508230224.html