中絶について
アメリカの最高裁判事に指名されたアリート判事は、「判事経験が豊かで、妊娠中絶などに保守的な見解をもつ筋金入りの保守派」で、
アリート氏が有名になったのは、「既婚女性は、中絶の意図を夫に告げなければならない」とする州法の条項をただ一人支持していたから。(結局この条項は無効です。)(、、抜粋じゃなくてasahi.comから要約しました)
というニュースを聞いて、「おっかないわ、こんな条件に賛成するなんて…日本はこんな議論すらなくてヨカッタ」と友人に話したら、なんと、わたしが知らないだけで、日本ではこれが当たり前だと教えられてひどく驚きました。調べてみたら、確かに。
「本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。(14条) 」(ウィキペディア)
と、いうことはですね、
中絶すると決めた女の人は、自分の身体に関することなのに、自分以外の人(夫)の「了承」を得なければならないんですよ。話し合うとか一緒に検討するというのではなく、「同意」してもらわないとならない。、だれの身体なのよ?、自分の身体なのに自分で管理できないなんて、、、これじゃ夫の持ち物みたいじゃんか!
妊娠ということに関して、当事者全員が責任を持つのは大事だと思います。妊娠は妊娠した人だけの責任ではありません。妊娠した人の責任でないこともあります。でも中絶は自分の身体・生活を管理する権利でもあると思います。
だから、この条項に関しては疑問をもたずにいられません。
例えば、ドメスティック・バイオレンスが介在する関係だったとしたら、どうでしょう?妊娠したときに、また夫にお許しを乞わなければならないなんて、、、こんなに無力に感じることはないでしょう。
それなのに、これを中絶の条件にするだなんて…。
もっと議論されろ〜!
それから、中絶に関する法律は、いろいろな歴史を経て「母体保護法」になったようですが、産む・産まない権利を保護できる法律なのに「母体保護」という名目でいいんでしょうか?母じゃないのに。せめて女体保護法にせい!アハハハ なんだか谷崎潤一郎みたい。
(→次の日へ)
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「障害者自立支援法案」が昨日成立したとのこと。
わたしは今の政府にどんな期待ももつことができません、、ただ、せめて、これ以上ダメージを増やさないで欲しいと思っています。