「存在しない」人たち

昨日は小さくとも記事に載ってたけど。相変わらず他人事みたいに報道しっぱなしなのね。

ユニセフ)数百万・数千万の子どもたちの「存在」が認知されず、(略)社会的保護・支援・サービスを享受すべき存在として「カウント」されていません。例えば出生登録。中国を除く途上国の5歳未満の子ども55%が出生登録されず、結果、予防接種や初等教育の機会を奪われ、人身売買や児童買春をはじめとする様々な形態の搾取・虐待(の脅威)に晒されていていると白書は訴えています。


それから、農業の働き手として働かされると、子供は身体が小さくて農薬を吸収するのが早いそうです。たとえばコーヒー豆を取るのに、農薬が手に染みて痛いそうです。そくれくらいの農薬が身体に染み込んでいくそうです。綿花も素手でないと摘めないので、身体が傷だらけになって霜焼けになるそうです。与えられる食事はとうてい足りません。それに「貿易自由化」のせいで価格は下がる一方ですから、「末端」にいる彼女たちの賃金なんて、、。
これは子供だけに限りません。工場の作業場なんかでは外から鍵がかけられていて、事故があっても逃げられないんです。


わたし無知なので悩みます。いったいわたしは何をすればいいんだろうって。他人事のようにわずかな寄付をする以外に、不平等なサイクルを変えるべく何かできないかしら、と。なんといってもわたしたちもそのサイクルの一部ですから。
思うのですが、わたしたちは少なくても声を出すということができるのではないでしょうか。巨大資本社会のなかで、わたしたちが力を持てるのは、「消費者」「有権者」という立場がせいぜいだと思うのですが、そのせいぜいの立場をできるだけ利用して、「消費者の求めるのは搾取じゃない」「消費者は気にしてるんだからな!」というのを伝えるのはどうでしょうか。消費者であるわたしちはもっと企業に情報開示しろ!って圧力をかけたり、有権者として「援助」の仕方を見張っているからな!WTOなどの規制排除活動、World BankやIMFの貪欲活動を見張ってるんだからな!と声を出したり。クレーマーのように、自分が服を買ったブランド・メーカーに問い合わせるとか、食品や商品も問い合わせる。問い合わせが増えれば、気にせざるをえないと思います。特に大手企業は、最近は矛先が戦争反対に向かいがちだから、またひどくなってるかもしれない。
声を出すのは、実際手紙を書いたりメールをしたりデモに行ったりするだけでなく、フェアトレード有機栽培の商品を買うことでもできると思います。、、実はわたしそれをする経済力もないんで、だからせめてこうやって書いているのですが。わたしも金持ちになりたい、、じゃなかった、、、暮らしやすくなって欲しい。

いい知恵がないかしら。


もっと具体的なことは、例えば「児童労働」「スウェットショップ」というキーワードで検索すると、いろいろな情報や団体にアクセスできます。わたしも参加したい。