記念写真?

kmizusawaさんのブログを拝見して、
13歳の時にレイプされた女性に賠償金 中絶できず子どもを出産という記事を知り、わたしは被害者がどんなふうに中絶を阻止されたかってところが気になった。

州総合病院の医師は(…)中絶を拒否した。(…)
当時の州司法長官は、ある時、ラミレスさんを個人的に車に乗せ、教会の神父に会わせるために連れて行った
このほか反中絶活動家が(…)中絶写真を見せながら、中絶を思いとどまるよう説得した。

こんな勢いで入れ替わり立ち替わり説得されるなんて、、、悪夢ですね。こうやって説得している人たちは、この人の生活を考えているのではなくて、ただ産ませようとしているのですよね、わたしは怖いです。

驚いたのは

首都メキシコ市では、中絶前と中絶後に被害者女性の顔写真を撮ることを義務づけている 

これじゃ犯罪者扱いじゃんか。どういう口実で義務付けてるんだろ。
、、、記念写真?


生命がいつから始まるのか、いつから権利ある「人」となるのか(「子供の権利」が認められるようになったのも最近じゃん?)、いつ生命は終わるのかということに焦点をあてると、世界の誰もが誰とも合意を得られないほどいろいろな考えがあると思うし(そういうことの「答え」を教えてくれるから宗教ってありがたいのか)、ずっと考えていくべきことだと思う。「誰がどんな権利のある人なのか」っつうところは特に。「<胎児>の<生きる権利>」という考え方と「生む生まない権利」「生活していく権利」が対立しないような可能性があるといいのかもしれないけど、というか必ずしも対立することではないと思うのだけれど、、
とりあえず、中絶反対派の人はジーザス・ランドに住み分けができればいいのに、、。わたしの考えでは、ウムを言わさず産めというのは、その人が自分の身体と人生に関して自分で決める選択の機会を奪って、支配しているとしか思えない。


というわけで、
Every Sperm is Sacred!  Mikhaela Blake Reidという方のマンガ。
http://www.mikhaela.net/cgi-bin/showpic.cgi?picdir=toons&picname=sacredsperm.gif

Every Sperm is Sacredといえば、ローマン・カトリックの誇りを歌った(?)モンティ・パイソンの名曲ですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=U0kJHQpvgB8
ギャラクシー・ソングも名曲です。映画「the meaning of life」には『人生狂騒曲』という邦題がついていますが、直訳すれば『人生/生命の意味』。自慢じゃないですが、わたしもモンティ・パイソンから学んでいます!

そんなわたしと友人は、以前「出産すると生理が軽くなるというのは本当か。中絶しても同じか」という質問をして叱られたことがあります。、、だって「女の体は子供を産むようにできているから、産まないと身体に負担をかけることになる」っていう脅し言説のせいで気になったんだもん。そんじゃ中絶でもなんか変わるかなって。、、中絶前と後に写真をとるってのも、まさかこういう理由から??