思い当たるふし

リカちゃんが正式入社

新入社員25人に加え、身長22センチの着せ替え人形「リカちゃん」も正式に入社した。(…)
リカちゃんは、旧タカラが67年に発売し、5000万体売れたヒット商品。通常は「小5の11歳」という設定だが、入社したリカちゃんは、落ち着いた髪形とメークで大人びた表情にし、「新卒の22歳」とした。


いったい何故に「『新卒』の『22歳』とした」のか。11歳は児童労働だけれど、
67年生まれの38歳じゃいけないの? どうして?
(22歳しか採用しないから?、、だとしたら、それもまたどうして?)

こういうイノセント風なことですら、別の可能性を制限しているのではないでしょうか。



−----- ------- −−−−−−


ずっと前に、占いを勉強してるという人に手相を見ながら「あなたは、わりと繊細で、人と違うところで几帳面だったりすごく真面目だったりしますね」ってなことを言われた。ホントのところは「神経質」か「真面目」だったか忘れたけれど、とにかく「キチンとしてる」とかその手のことを言われて「うんうん、そうだよな、当たってる」と思った。
だけど、もしもそこで「あなたはだらしがなくて、テキトーで、何かと見境がないですね」と言われたら、これまた「当たってる!!」と思ったと思う。なんといっても以前付き合あった人が最初にわたしに言ってきた日本語は「だらしない」、次に仕入れてきたのは「怠け者」だった。…もっと色っぽい言葉があるでしょうに、、「きれい」とか「賢い」「かっこいい、ステキ」とか「腹筋が割れてるね」とか。なんだんねん。
ま、ともかく、こんなふうに全然違うことを言われても、自分に当てはまる気がするのは、実は「当てはめている」かららしい。当てはめてみて「当たってなくはない」程度でよいらしいのだ。占いを勉強してるっつう人が、そのときにタネあかしをしてくれたのだけれど、「意外と神経質」とかそんな言葉はたいてい誰でも思い当たる節があるそうだ。そういえば「人と違うところで」なんていうのは「独自に拡大解釈すると」といってるようなものだ。
そうなると、占いというのは、思い当たる節を手繰り寄せて、紡いで、方向性をもった物語を作るようなものかもしれない。「徴候を読む」ってのは、徴候(断片的な思い当たるふし)をつなぎ合わせて理解できる物語にするってことだ。だから占い師の力量とは、人(か手相か星か棒か何か)をみて、その人のどんな「思い当たる節/徴候」に着目して、どんな物語にするかに掛かっているのかもしれない。そういう占いを通じて自分を見つめなおしたり、今後の方針が成り立ったり、楽しくなったりするなら、効果があるってことになる。だけど、占い師が超保守的で時代遅れで差別的だったりすると、とっても悲惨な価値観の物語を押し付けられて、こんなことがテレビで全国放送されるなんて、どんなイデオロギーの宣伝だよ、地獄に落ちるわよ!、という節が見られてしまうのだ。


なんでこんなことを考えているのかというと、こないだ友だちが、どこで見てきたのか四字熟語の心理テストをやってきたからだ。心理テストと占いとは違うのかもしれないけれど、でも重なるところがあると思った。というのも、これをやると当てはまる節があって、自分の物語ができたりするのです。

どんなテストかというと

1.四字熟語を一つあげなさい
2.もう一つ四字熟語を

3.どんな人が好き?三つあげなさい。(四字熟語でなくてよい)
4.3の続き、もう一つあげるとしたらどんなこと?


四字熟語なら「則天去私」とか「臥薪嘗胆」とか、意味は知らないけど画数が多い博学っぽいものを思い浮かべたいところだけれど、博学じゃないせいかなかなか思い浮かばない。というより、2つもあげること自体が難題だったりするのだけれど
、、、、わたしの答えは


1.以心伝心
2.一心同体
4.考え方が左



で、これがどういうテストかっていうと
、、、、言っていい?

1と2は四字熟語テストで、34は別のテスト。3は4を引き出すための前置きのようです。で、、、言っていい?


1最初にあげる四字熟語は、あなたの人生観
2であげたのは、あなたの恋愛観
4は、あなたが相手に望むこと 

だそうです。


わたしの場合、人生観が「以心伝心」って、よく意味がわからないのだけれど、でも「以心伝心、一心同体、そしてサヨク」、、全部思い当たる節がある!! そして一つの話にできる!

そうなんだわ、わたし少しのズレも許さないサヨク全体主義なんだわ!!みんなで一丸となって、同じ思想を抱いて突き進みたい。

だらしなくて怠け者なので、そこまでたどり着けるかわからないけど、、わたしと付き合う方はお気をつけあそばせ。
、、じゃなかった、心理テストって、他人に警告するのではなく、自己批判するためのものだったっけか。