ストレートじゃないもんフレンドリーかもしれない

わたくし、おねえ映画ならどんな映画でも見るにやぶさかではありません。時代遅れと謗られようと「スパイス・ワールド」も見ます。(「スパイス・ワールド」はジェニファー・サンダースが関わってるので、それだけで無条件に良しです。)
だから、わたしも一昨日のテレビで「チャーリーズ・エンジェルズ2」を見ました。楽しかった、、けれど、最初の20分を見逃して、そのせいかさっぱりストーリーがわかりませんでした、、、あんなに難解な映画とは、、、


畏れ多くもあの方々が、何の任務で、何をなさってるのか全然わからなかったけれど、そのかわり物語とは関係ないところで「あら☆」と思うところがありました。それは、ドリュー・バリモアの役どころ。どーでもいいと思いますが、わたしもドリュー好きです。ドリュー・バリモアといえば、色んなゴシップとか、いろいろ、、少なくても「ゲイ・フレンドリー」なイメージがありますよね。出演映画を全部見てるわけではないのですが(というか「ET」を始めとして殆ど見てないのですが)、とりあえず映画でもゲイ・フレンドリーな役をやってた気がします。(「ゲイ・フレンドリー」が何なのか、どんな効果があるのかないのか、ってことは、なかなか複雑でこっちの方が興味深い問題ですが、それはさておき。)


で、この映画でもちょっとゲイ・フレンドリーな要素があったんじゃないかと思ったのです。ゲイ・フレンドリーというか、「ストレートじゃないもの・フレンドリー」かな。たいしたことじゃないんですけど、、それに、わたしが勝手に思っただけなので、映画の意図ではないし、わたしの勝手な読み込みですが、、そう思うに至った過程は、


まずドリューが着ていたTシャツ。
ロック好きの役のせいか、ロック関係のTシャツを着ていたのだけれど、それがまず
AC/DC」だった。

AC/DCはバンド名だけれど、ここではバンドから離れてこの単語に注目したい。
かれこれ10年以上前のある日、わたしはボサーーーッとテレビを見ていた。そしたら「グラム・ロックの歴史」みたいな番組が始まったので、そのままボサーッと見た。そのなかで、70年代のデビッド・ボウイのコンサート会場でお客へのインタビューがあって、お客はそれぞれにボウイの「ユニセックス」とか「性別を超えて」とかそういうことを誉めていた。で、そのなかの一人が「おれは男らしさも女らしさも取り入れた人が好きなのさ、、AC/DCみたいな、、わかるだろ?」みたいなことを言っていた。ボサーーッと見てたとはいえ「わかるだろ?」がわからなかったので、次の日辞書で「AC/DC」をひいてみると、
「両刀使いの」「バイセクシュアル」とあった
AC/DCという言葉がこの意味で使われてるのを聞いたのは、あとにも先にもこのインタビューだけ。だけど、なぜか今でも記憶に残っているから、たとえバンド名であっても、わたしにはこれは「バイセクシュアル・Tシャツ」でもあるのだ。


、、なんてことを考えてたら、なんと次にドリュ-が着ていたTシャツは

ジューダス・プリースト」Tシャツ。ジュダス・プリーストといえば、ボーカルがゲイってカムアウトしたヘビメタ界の大スターですね!


う〜む、これは次にも期待がもてますな、と思っていたら、次はユニオン・ジャック、あと何か知らないけど関係ない服装だった。


仕方ないから、今度は格好じゃないとこに注目すると、ドリューの役だけがステディなボーイフレンドがいない。そればかりか、ドリューの役は、前の彼と今の男とを同時に並べてちょっかいを出し、そのうえ二人を投げ捨ててる(←わたしストーリわかってませんので。)
、、これはモノガミーな態度じゃありませんね。


そればかりか、髪の毛フェチの人と恋が芽生える?ときに、セックスとかキスをするのではなく、お互いの髪の毛をむしりとって匂いを嗅ぎあってる〜。これは、、わたしの大好きな「バーバレラ」で、バーバレラと誰かが手を合わせる愛の交歓に通じるものがありますね。(そういえば、ドリューが「バーバレラ」をリメイクするという噂もあった気がするけれど立ち消えたのでしょうか。ドタドタしたバーバレラになりそうなのにな。)
つまり、(「バーバレラ」には遠く及ばない映画とはいえ)このシーンも、「男女間のセックス」だけを愛の結実とみなす規範とは違う恋愛のカタチを示すシーンであるわけです。


あとなんだっけ?
見てるときは、他にも「あら☆」と思った気がするのですが、、忘れてしまいました。ま、こんな感じで、ドリューの役は「規範的なストレート」とは違う可能性にアピールしている可能性もあったと思うのです。重箱のスミをつついてる感がありますが。


ホントはどんな話なのか 最後までさっぱりわからなかったのですけどね。(でもヨーイドンをしてるのがピンクってことはわかりました。)