子どもは黙ってなさい

ブニュエルの『自由の幻想』の１シーン。この映画はでたらめな出来事の連続で、なんだべ？と思って見る映画だと思うんだけど、そのなかの１コマ。「子どもが行方不明になる」というか「行方不明ににされる」ところです。

字幕が英語なのですが、だいたいこんな↓

学校から電話が掛かってきて、娘が行方不明だという。
　↓
夫婦はさっそく学校に向い、事情の説明を求める
学校ではいつもどおり出席をとり、いつもどおり生徒を指導してたという。
　↓
担任がもう一度出席を取り直すと、娘はそこにいる。
　↓
学校のこんな説明では埒が明かないと怒った夫婦は娘を連れて警察に向う。
　↓
警察に娘の捜索願を出す。
警察　「本人を連れてきたのは賢明ですな、捜査の役に立ちます。」

その間、行方不明になった娘が「あたしはここよ」と言うのだけれど、「いまお話中だから、黙ってなさい」などと言われてる。