ボヴェ、立候補

寝る前にニュースを見たら、ジョゼ・ボヴェがフランス大統領選に立候補と。

おおー!


わたしの理解では、
フランス大統領選挙は大きく二つの勢力が競っていて、、
左派の候補 社会党のロワイヤル 
右派の候補 国民運動連合サルコジ 


ここに「農民運動元指導者ジョゼ・ボベ氏」が入ってくる。
、、図式的には、6年前のアメリカ大統領選ゴアとブッシュにネイダーさんって感じかし、、


つまり、ボヴェ氏の立候補は、フランスの『左派』と言われている側にとって「不利」に、、
『右派』には「有利」になってしまうかもしれない、、??? 
嗚呼、世界はこんな2択しかないの?!!


…と考えてみたけど、実は全然知らないから、とりあえず
http://www.zmag.org/content/showarticle.cfm?SectionID=74&ItemID=12017
を参考にしてみると、、
(2/4つけたし:これは「France's Presidential Race: Jose Bove Complicates The Contest
by Doug Ireland 」という記事なのですが、この一番最後にあるリンク先に、同じ人による、フランス大統領選についてのもっと詳しくてわかりやすい英語の記事があります。)



手続き的には、
ボヴェ氏は、まず、全国の市長/議員35500人のうち、少なくても500人の支持表明サインが必要だそうだ。
、、そして社会党のボス(ロワイヤルさんの「唯一の欠点」の夫、オランドさんね)が、社会党の候補者以外にサインをした社会党員は除名する!と宣言…なぜなら、社会党が分裂してるスキに、またルパンみたいな候補者が出てきて、右派有利になっちゃう恐れがある、から。らしい。


だから、たとえ500人のサインが集まったとしても、投票するときには怖気づいてロワイヤルさんに入れる人もおおかろう、だってもしもロワイヤルに票が集まらなくて、右派のサルコジに有利になってしまったらイヤだから。
しかし、とにもかくにも、ボヴェ氏はロワイヤルを厳しく評価するだろうし、右寄りのマスコミはそれをじゃんじゃん取り上げ利用するであろうから、ロワイヤル氏は安穏としておられまい。

、、ってことらしい。


そうか。
でも、サインや投票だけが立候補の仕事じゃないよね、きっと。
ボヴェさん、とにかく大いに語って語りまくって、「左派」と言われてる人たちがもっと左派になるように引きずり込んで欲しいな。
(2/4つけたし:ボヴェさんは立候補できなければ、ロワイヤル支持にまわるそうです。サルコジ阻止のために。)


↓にボヴェをほめる記事
He's walking in Gandhi's footsteps in his own way.
There isn't any personal ambition about him
http://www.guardian.co.uk/france/story/0,,2004436,00.html
Friday February 2, 2007
The Guardian