『ドリームガールズ』

まず、ほめ称える前に、
ジェニファー・ハドソンの演じたエフィのモデルになってそうな、本当のシュープリームスの人は、とっても力強い歌声で、ああいうグループとしては白人ウケしないだろう、というわけで(それだけが理由じゃないだろうけど)、その才能を活かすチャンスがないまま、やがて生活保護を受けるようになって、アル中で32才で亡くなってるんですって。
映画では「若い大衆にウケしない」って言ってた(つい字幕だけおっちゃってセリフは聞き逃した)けど、「白人ウケ」のことだよね。あと白人のジェンダー基準。そういうのももっと描いて欲しかったな、どういう「規準」を後押ししながらショウ・ビジネスが展開されていったのか、ってことを。ま、ハオレがみんなダサくパロディになってたからいいけどさ。

(あと、スモーキー・ロビンソンは、ジェイミー・フォックスの役の人が、もっといい人だったと言ってた。黒人アーティストが稼ぐチャンスが殆どない時代に、借金をしてまでして会社を作って、たくさん雇ってくれてたって。)



で、映画なんですけど、さっき友だち100人に「見なよ!」って連絡したところです。


すでに五億人の人が言ってるように、ジェニファー・ハドソンが素晴らしい!
、、これでは言葉が足りないな、、、、超すばらしい!(…なんて貧困な語彙、情けない、、)
途中で映画だってことを忘れて、立ち上がって拍手しちゃいそうだったよ。映画に向ってスタンディング・オベイションしたらおかしいよね。でもそれくらい良かった。


ビヨンセも超きれいだし、エディ・マーフィーも超いい!みんな超いい!(…情けない、マジで語彙増やしたい、、)あと、エフィの兄のCCだった人がかわいい。


というわけで、いまは『ドリームガールズ』で胸がいっぱい!

「特に何がどうか」ってことは忘れ始めてるけど(←ここ、結構大事かも(わたしの記憶力に問題があるだけでなく)。この映画はモータウンの歴史でもシュープリームスの歴史でも黒人の物語でもなく、何かの問題提議でもなく、何よりすなわちエンターテイメントなんだよね。エフィの話と同じように「ウケルかどうか」によって色んな要素や事柄が取捨されて「きれいに」まとめられている。、ところで、今のターゲット消費者、つまり、ウケ基準になっている「大衆」って「誰」だろ?)でも、とにかく楽しかった!



(あと、ジェニファー・ハドソンがこのままスターになって、痩せてなくても素晴らしいんだよ、っていうメッセージも送って欲しい。)



ついでに