Imagine Me and You

イギリスのロマンチックコメディです。(日本では上映もDVD化もされてないみたい。すればいいのにね。)(→どうやら7月にDVDが発売されるみたい。)


ストーリーは、「結婚式の日に花嫁が恋に落ちる。その相手は、式場の花をアレンジした花屋の女の人。すてきな夫がいるのに、どうしても惹かれてしまって……」という話なんだけど、


出てくるみんながいい人で、大団円に終わる映画が見たいときに、安心して見れる映画です。きれいだし。
最初の結婚パーティのシーンで、二人が知り合うところ。花嫁がフルーツポンチのなかに結婚指輪を落として困ってると、恋におちる相手である花屋が偶然現れるんだけど、そのときに花屋がパンチのなかに手をつっ込んで指輪をとってくれるのよ。偶然花嫁の窮地を救って知り合うシーンなんだけど、 このシーンだけでも「花嫁は結婚指輪をパンチに落とす→結婚を水に流す」そのあと「花屋に指輪をはめてもらう→花屋と結ばれる」って言ってるようなもんでしょ?


その他にいいところは、二人が魅力的なのと、「結婚したのに他の人にひかれるなんて、、」とは悩むけど、「相手が同性なのに、、」という悩み方がないところ。「経済的に安定した生活を捨てるの?」っていう悩み方だったと思う。(、、しっかし経済的な理由って大きいよねー!)


弱い点は、
ふーんよかったネ程度なところ。

いくら「ひとめぼれ」とはいえ、ストーリーの展開がご都合主義的で、安易に見えるのよ。例えば、レイチェルとルースは「結婚式の花をアレンジした」というだけの関係なんだけど、それだけでは何の必然もないのに、「ときどき会う」ところまでもっていかなきゃならないのね、そこが、ストーリー的に無理があるのよ、いくらピンときたからって。現実にはそんなこともあるのだろうけど、、
だから、その無理を可能にするために、レイチェルの姪だかナンダカという親戚の子どもを登場させて、「つなぎ」に使ってるの。かわいい子なのかしんないけど、ストーリー上必要な子どもではなくて、映画の構成上の理由で「つなぎ」として使われてる感じなんだよねー。それが余計安易さを増してる。子どもで誤魔化すなよ、、、っていうか、大人の事情で子供をいいように使うなよ、と思いました。


あと、『Jam and Jerusalem』を見ていたので、Sue Johnstonがルースの母親役で出ててよかった。