tipping the velvet / fingersmith

『Tipping the velvet』
これは原作を読んでいたので、そのせいか、あらすじを追ってるだけという気がしてしまいました。わたしがあらすじを思い出すだけで精一杯だったのかもしれないけれど。

『fingersmith』
こっちは原作を読んでいなくて、何の予備知識もなかったので、見ている間に「、、どれどれ、、、、ふーん、、、ややっ、やっぱしね!、、、っていうか、ええーっ!!、、で、どうなのどうなの?!、、あら、、、んまぁ、、、そうだったのー!」と、作った人の思うつぼでした。そう、どんでん返し風のドラマなんです。原作もtippingthevelvetより、こっちの方が好きだと思う、もし読むとしたら。
主人公の一人モードは、前半はダセーなコイツって感じなんですが、後半になると同じ人がわたしにはチャン・ツィイに見えて、出てくる度に「、、チャン・ツィー??」って思ってしまいました。これって本当は、前半に見えていたモードの人格と、後半になって見えてくる部分の違いが表現されていているところで、ドラマ的に大事なポイントなんだと思う(そしてこの、見える部分の違い(どんな視点のどういう主体が語ってるのか、とか)が、、この物語の面白いところだと思う。)、そんな大事な場面だのに、出てくるたびに「、このハオレ、、チャンツィイ?」って思っていたわたしもなんですけど。

こんなわからんちんな鑑賞なので、細かいことはわかりません。かといって、大まかなところも書けません。
でもたいへん面白く見たので、見た日はもろに影響された夢を見てしまいました。
、、ふぅぅ、大ピンチの夢だったなあれ!


っていうか、こんなにいろいろ次から次へとドラマや映画見まくって、あたし、どこまでヒマなんだ?…どこまでもヒマです。


 あと、fingersmithでは、かの有名な?プロチョイス?映画『ヴェラ・ドレイク』の人が、ヴェラ・ドレイクかと見まごうばかりの役で出ていました。でも今回は怖かった。(それにしても「プロチョイス」は日本の文脈ではどう訳されるのでしょう?、、いや、日本での中絶をめぐる文脈でそういう単語が出てくるものでしょうか?あるいは別の概念で語られるのかしら?)