北村和夫になりたいくらい

自分の性格をピッタリ形容する言葉は「道楽者の若旦那」だと思う。落語に出てくるあの人。ホントどうしようもないんですよ、わたし。ま、それもいいんだけど、、問題はわたしは「若旦那」じゃないってことで、、致命的ではありますが。


で、そんな若旦那気質のわたしは、ある短い時期(どういうバブルっぷりだったのか検討もつかないけど)、お芝居を見まくってました。忘れようとしても思い出せないけど、夢の遊民社とか第三舞台とか、、そういういわゆる「小劇団」やもっと小小劇団、本多劇場やらスズナリやら、紀伊国屋ホール、セゾン劇場やパルコ劇場やら、それにコマ劇や明治座浅草木馬館、歌舞伎お能文楽、オペラまで、とにかく節操なく見まくってたんですよ。(わたしはテイストが年寄りなせいか小劇団はあれでしたけどね、、。)最も通ったのはもちろん寄席です。わからんちんの分際で檜山さくら師匠を聞いてたりして、本当に贅沢なことでした。


なんで今日はこんな自慢を始めたかと言うと、「亡き名女優に捧げる 文学座出身 二宮さよ子が相次ぎ一人芝居」という記事を見かけたから。それで、「あー、わしも昔はのう、、」と芝居通いの頃を思い出したんです。
それに、関係ないし見に行かない/行けないけど、わたしは密かに文学座を応援してるんですよ。なぜなら、わたし


杉村春子先生が超・大・大・大スキだから。舞台を見れたのは、もちろん、最後の方なんだけど、超ステキで艶やかでとってもかわいらしくて、華があったというより舞台の華です。(ボキャ貧だから表現できないのがくやしい!)とにかく、春子先生の舞台を近くで見れるなら北村和夫になってもいい!!それくらい好き。 ナニカの折の春子先生の講演会にももちろん駆けつけ、前の席を陣取りました。(内容は覚えてないけど)とにかくものすごくチャーミングで、あまりにステキなので、わたし一番前で聞きながら溶けてしまいました。
春子先生はもう同じ空間に存在してないと思うと寂しくて泣きたくなる。それくらい春子先生ラブ。(好き過ぎて呼び捨てにはできないし、「さん」つけるのもなんだし、関係ないくせに杉村先生と呼ぶのもなんなので、勝手に「春子先生」とお呼びしお慕いもうしてるのです。ときどきマネしてるし。)


えーっと、何が言いたいんだっけ?、、、、春子先生LOVEってことだっけかな。