第一世界は無関係
よせばいいのに、ついうっかりGIGAZINEを見ました。
この記事がとっても気に障るんですが、気のせいでしょうか。
ここで紹介されている風刺漫画がこれです。(もとはオーストラリアの風刺漫画コーナーINKCINCT)
第三世界の市場では、30ドルで銃を買って、その銃で一袋100ドルの米を奪う
わたしはこの漫画からしてどうなの?って思うんです。描き足りないと思う。
そもそもこの地ではなんでお米が100ドルもするんでしょう。「第一世界」は無関係なんでしょうかね?(外国製の銃が入ってるところを見ると国際的な市場に思えますが?)
わたしはホントは、このコマの後ろに、大金を持った「第一世界」が、金と銃を持ってこの第三世界市場を脅してる姿も描かれるべきだったんじゃないかと思うのです。*1
それがないせいで、「第三世界」が独立してこの"野蛮な"市場を作っているかのように見えてしまいます。
ま、「第一世界(の第一階級)」の"正常な"市場を保つためにどこにどういう苦労を強いているのか、なんてことは自覚しないほうが、第一階級の人にはラクでしょうけどね。おかげでGigazineのようにいかにも他人事な取り上げ方で安心してられるわけだし。ホント、これがイラッとする理由だと思います。思いっきり「他人事」視線なのが。
…無関係を装うことで第一世界の市場は保たれてるんでしょうしね、、、商品広告なんか見ると、どんなスバラシイ素材が使われてるかは強調されているのに、「誰によって」「どのようにして」その素材が作られているかってことが触れてないものね。
ついでながら、手っ取り早く強奪って第三世界だけのはなし?
日本も参加してるイラク侵略と石油、、とか、どうなん?
(背広着た人がやってるといかにもちゃんとしてるイメージだけど、ブッシュ政権だって投票をごまかして成立したんだしさ。と、さっきチラッと、当時の投票数えなおしのドラマを見て思わず涙、、、しくしく)