『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』

ちょっと前なので忘れ気味ですが、『ホートン、ふしぎな世界のダレダーレ』見ました。ストーリーとしては、カンガルーがどうしてあんなにロッテンマイヤーさんみたいなのか理由がわからないから、ちょっといまいちパンチがないんだけど、でも楽しかったです。


いいと思ったのは、
ケイティたち子ども動物にとって、ホートンは近所のおじさん的な存在だと思うんだけど、そういう家族以外のおじさん(独身)の存在がその地域社会で認められていること。


ちょっとどうなの?と思ったのは
ほこりの国の市長一家が頑固に家父長制なこと。何百人もいる娘は名前もろくに出てこないのに、一人息子は跡継ぎとしてものすごい特別待遇を受けてるんだから!どうなのよ。それにこの国(市?)は、市長は世襲制なんだよ。(しかもこの長男は最終的に父を助けて町に尽くすんだから。、、さすが男の子だよね。)
上手に機能してるなら別にそれでもいいけどさー、、、でも、平和とか言ってるけど、どんなもんかね、市長の視点からしか見れないから下々の市民がどう思ってるかわかんないよね。と思った。


これらはストーリーの主要部分じゃなくて、むしろ「背景」みたいな、BGMみたいなもんなので、だからこそ問題にもされないで当たり前のこととして受け入れられちゃうと思うんです(独身のおじさんが受け入れられるのは当たり前でいいんだけど。)だから余計チッと思ったのです


あと、こういうアニメ映画って、いっつも男子が主役じゃない? しかも「助けてくれる」役柄で。 女が主役ってあったっけ、、ニモのドリーかな(しかもドリーは「独身のおばさん」だわね。彼女の存在も尊重されていてよかった、、けど準主役だよね。)  その他には、、ディズニーのお姫さまくらいじゃん?  なんか気に入らないんですけど、、、


ま、『ホートン』については、ケイティがカワイイからヨシとするか。日本のアニメへの言及も面白かった。 あと、全然わかんなかったけど、声をやってるのがジム・キャリーで、市長はスティーブカレルなんだって。わたしは両方好きだからよかった。(でも声優さんでよかったんじゃん?アニメにまでスター出す必要あんのかし。)