願い疲れ

何してるの?と聞かれると答えにくい今日このごろですが、ブルジョワぶって美術館行ったりしてますのよ。(で「役にたたないもの、美しくないものを家に置いてはならない」とか言われて、その気になって家に帰ると、置いてはならないものだらけで途方に暮れるのです。)
上野の美術館から、湯島、根津、谷中と歩いてみたり。
そうそう、湯島でおみくじひいたら大吉でした。やっとめぐりあった大吉!!こんなポジティブなこと言ってくれるおみくじ今年初めてよ。って、何回ひいてるんだ。
なんだかわたし寺社仏閣好きみたいですが、頼めるものにはなんでも頼むという他力本願なため、節操なく通りすがりに神頼みしてるんですの。


それで思い出したけど、あと上野でルーブルなんとか展もやってたので思い出したけど、三重の榊原温泉にある「ルーブル彫刻美術館兼ナントカ寺」ご存知ですか?


わたしの筆圧と筆力では到底説明できないのですが、ルーブル美術館がパチンコ台になったイメージと申しましょうか。カエルの置物とミロのビーナス自由の女神とカラオケ観音が、同じ空間を、そして現世利益という同じ目的を共有させられています。かなり広い敷地なんですが、一歩足を踏み入れた途端にめまいがし、判断力が歪み、一日いるとかなり、、うーん、、、かなり、、、。とにかく「見なくてもいい何か」を大量に見たという印象とどっと祈り疲れがする、そんなところなのです(しかも正気に戻るころには結構散財してる←あらゆる場所にお賽銭箱があり、ついウッカリ。…お賽銭用両替機まであるのです。)


で、まあ、わたしも数年前にウッカリ行ってしまったんですが、雑誌の広告でお金持ちになれるペンダントや数珠みたいの売ってますよね。ああいう感じのテーマパーク?なので、四国八十八カ所巡りを一棟で済ませられるところとか、とにかく願いごとをするところだらけです。
最初は「幸せになれますように」とか「食べ物に困りませんように」とかやってたんだけど、だんだん願いも尽きてきて、やがて、「隣の友人の願いが叶いませんように」とか「わたしの願いだけが叶いますように」とか「あいつがもっとお賽銭で散財しますように」と、さもしい争いになったのでした。
そして、それがルーブルの彫刻(こちらもめまいがする)と隣り合っているのです。


ああ、行ったことすら忘れてしまいたい。早く忘れよう。
三重の友人に「やっぱルーブルは三重の自慢なの?」と聞いたら「あれは奈良の人がやったこと。いつも三重は奈良にいいように使われてるの!」と逆上していました。なんだか知らないけど、言い訳ですね。



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http://www.alternet.org/reproductivejustice/133473/my_uterus%2C_husband_and_i_all_agree_--_no_children/