Mちゃんとおばあちゃん

たまに頭のなかをソーラン節が流れます。
わたしにとってこの歌は二人の人とつながってる歌です。小学2年のとき、静かであまり目立たないMちゃんが、ある日、なんでか知らないけどこの歌を上手に歌うのを聞いて、「なにそのうた?」って聞いたら「こういうのをおばあちゃんが教えてくれるんだ」というので、「へー、難しい?」って聞くと、「そんなことないよ」というから「じゃ、教えて」って、自分がどうして興味持ったのか全然覚えてないけど、、学校のあと一緒に帰って教えてもらったのです。ちなみに、Mちゃんのおばあちゃん、たまに学校近くに迎えに来ていました。子ども目のわたしからみて「真のおばあちゃん」という感じ、まんが日本昔話に出てきそうなおばあちゃんです。民謡が好きだったのかな。


Mちゃんとは特別親しくしてたわけじゃないのに、なんでかな、、、とにかく、うちに帰って二人でヤーレンソーランと歌い、覚えました。Mちゃんは少しは楽しかったかなぁ、、、
だけど、子どもの不思議さよ、これをキッカケに親しくなるということもなく、毎日が過ぎ、やがてMちゃんは隣の町の小学校へ引越していきました。


でね、その後、偶然近所の人の話を聞いたのです。
Mちゃんはずっとおばあちゃんと二人暮らしだったって。それで、盲腸か何かで入院していたMちゃんが退院した日、おばあちゃんがお赤飯を炊いてあげようとして、事故が起きて、二人とも亡くなっちゃった。


って、なんでわたしこんなこと書いてるんだろ。、、でもね、小学2年で転校しちゃって、転校先でも入院とかであまり学校いなくて、覚えている同級生もあんまりいないかもしれないから。、、、そのわたしの記憶も曖昧だけど、Mちゃんちはプロパンでもなかったような、、、七輪?


というわけなのです。わたしにとってソーラン節はMちゃんとおばあちゃんだけとつながっている歌だから、、、だからなに?、、わかんないけど、たまに思い出すとメソメソします。
不思議だよね、死んじゃった人のこと思い出すのってホント一方通行なんだもん、、一方通行?だよね?、、それに、どういった具合でわたしは生きてるんだろうかな?とか、考えると不思議。