楽しみ

水木しげるの自伝『ねぼけ人生』がとっても面白くて、読み終わりたくなかったけど、面白いからすぐ読み終えちゃって、これから何を楽しみに生きていけばいいのかと途方に暮れました。
なので、次はまんが集『水木しげるのニッポン幸福エレジー
水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー) (角川文庫)を読み始めました、これも面白かった。なにげにセリフも良かった。たとえば
「ごはんなら戸棚にポップコーンがあるわ」とか
「なんだ、やたらに頭を混乱させ、人を欲求不満にさせるのが文明ってもんかい」とか「いや、まだキミの知らないすばらしいものが(現代文明には)たくさんあるんだ、能力給(人の能力に応じて給料を出す)とか病気になると高い金を払わないと治らないとか…」とか。
それから、「現代の妖怪」として「国家」を挙げてたり。(「一人ひとりの国民は人間なんだが、その集合体はもう妖怪なんだな。」)


…ただし、こう、なんというか、全体として、そういう不満満載の「文明」を積極的に変えようという姿勢はなくて、どっちかというと「個人の背負い込み」&「あきらめ/悟り」的なお話が多かった。「ぼや鬼」が団結して蜂起してくれ!と思いました。

あと、もう一つ。「人間」がイコール「男」なのが残念だった。女はその欲望の対象やご褒美程度。昔の作品だから仕方ないかもしれないけどね、、

あーあ、こんな楽しいまんがも読み終わってしまい、もう楽しみがありません…。しくしく。


それに、今朝はメダカが卵をつけていたんですが、帰ってきたらどこにひっぺがしたのか見当たりません…。食べちゃったのかしら。一匹すごく威張り散らしてるのがいて、いじめがはびこってるし…。貝は、頼んでもないのに、大きくなって、頼んでもないのに数も増えて、活発に動きまわっています。先日ケンカか交尾かあそびか知らないけど、貝同士で貝をブンブン振り回してくんずほぐれつ、すごい勢いでナニカをしていて、いつも「このしらキモいな」と思っていたけど、ちょっと面白かったです。…全部サカマキガイでした。