the truth about jane / portrait of marriage

『The Truth about Jane』 七年前にアメリカのLifetimeという女性向けのチャンネルで放送されたTV映画です。
Pフラグ(いつか説明します、たぶん)が関わってる。
高校生のジェーンが、自分のセクシュアリティに気づき、親にカムアウトします。両親、特に母親はそれを受け入れることができずに、、、。ということで、タイトルの「ジェーンの真実」とは、じゃーん!、、レズビアンってこと。
でも、このドラマの重点は、ホモフォビックな親がその「真実」をどのように受け止めていくかってことです。pflagだから。


何はさておき、このドラマを見て、「(物語は)説明せずに、見せなさい」=「誰が何してどう思ったということを、そのまま記述するのではなく、人物の動きやセリフや状況から感じられるようにしなさい」という意味がよくわかりました。
だって、このドラマ、全部説明してるんだもん! 
「だれそれは今日学校を休んだ」「父がどうしたこうした」っていうことだけじゃなく、「わたしはこのときツライと思った」とか「お母さんといて初めて嬉しく感じた」みたいなセリフがずっと入るのよ。あまりに親切な(余計な)説明があるので、あらすじの朗読を聞いてるみたい。ドラマとしては、稚拙だと思いました。


でもねー、これカミングアウトに関する教育ドラマ(本人ではなく、周囲の人に向けたもの)としては、とてもいいと思いました。すべてを説明するほど親切なので、とってもわかりやすいし、説明する内容も健康的(/退屈)です。ジェーンは自分のセクシュアリティを恥じていないし(もちろん恥じる必要はないんだけど、でもさ、ホモフォビックな世界で暮らしているとそれを内面化しちゃって自分を責めたりするじゃんか?)、他のゲイやレズビアンの人物も皆ポジティブだし、何より、ホモフォビックな親を責めるのではなくサポートするところも、ジェーンも親も孤立させないところも、教育的に良いと思いました。


ついでに、せっかくル・ポールが出ているのに、ルポールのキレイな足が隠されたままなのが残念でしたね。


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ヒステリックに?レズビアン映画ばかり報告してきましたが、
今回は『Portrait of Marriage』というBBCのテレビ映画。


えっと、、、、、、ちょっと前に見たので忘れようとしても思い出せないんですが、男装版アナイス・ニンって感じかなー。自己陶酔はしてないけど。


それはさておき、主人公が、カナダのコント番組Kids in the Hallの一人にそっくりではないですか。

↓まずはportrait of a marriageのクリップ(ズボンのほう、女装してるのがなくて残念)
http://www.youtube.com/watch?v=C1CvEJY7i-o


↓ kids in the hall (ドラムのほう。こっちも女装してそっくりなのがありそうだけど、これ面白いので!)
http://www.youtube.com/watch?v=-FtTaDNsyCY

http://www.youtube.com/watch?v=8jvl8rs95pU


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、、思春期モノばかり(それも、ハオレばっかしですね、、)の感想を書いてきましたが、やっと大人のキタナイ世界!を見るキモチになって『プラダを着た悪魔』を見ました。物語は「田舎娘が都会でカルチャーショックを受けて成長する」って感じのありふれたものでした。